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平出 哲也*; 浜 義昌*; 貴家 恒男; 瀬口 忠男
Polymer, 32(14), p.2499 - 2504, 1991/00
被引用回数:19 パーセンタイル:67.36(Polymer Science)新たに開発された芳香族熱可塑性ポリイミド(new-TPI)の引張り特性及び分子運動性の電子線照射効果について研究を行なった。このポリイミドのガラス転移温度は250Cと高く、高温で良い引張り特性を示す。23Cではヤング率強度とも100MGy程度までほとんど変化しないが、のびは、100MGyで初期値の50%程度に減少する。また、高温でのヤング率、強度は照射によって増大し、この高温での改善は分子運動の変化から非酸化的電子線照射によって生成した架橋によるものと結論できる。
貴家 恒男
JAERI-M 7485, 93 Pages, 1978/01
高圧下におけるポリマーの分子運動性およびモノマー分子の配列に着目して行なった一連の研究をまとめた。ポリマーの高圧下の照射効果の研究から、(1)圧力により架橋速度が増大し、特に二重結合を含むポリマーでは特に顕著であること、(2)二重結合を含むポリマーを高圧架橋すると架橋点はクラスター状に分布すること、(3)高圧下の分子運動性の変化と架橋反応性とは密接に関係していることが明らかとなった。エステル鎖長の異なったメタルクリレート系のモノマーおよびアクリロニトリルの高圧下の放射線重合挙動の解析ならびにas-polymerizedポリマー~モノマー共存系の圧力~体積挙動の解析から、これらの液体モノマーは高圧化で近距離秩序をもって配列することが明らかとなった。また、このような配列を起こさせる圧力はモノマーの立体的構造と密接な関係のあることを見いだした。